賠償義務者が家族である場合とは

他人に対して怪我をさせてしまったり、所有物を壊してしまったりした場合、要するに他人に迷惑をかけてしまった時に加害者は被害者に対し賠償義務を負います。自動車保険では自動車が関係する事故が発生し、賠償問題に至った場合に保険金が支払われます。しかしながら、加害者と被害者が家族関係にある場合、保険金支払いの対象外となる場合があります。例えば、家族の保有する車庫に、車を駐車しようとしてぶつけてしまった場合などが当てはまります。保険という観点で賠償責任を考えた場合、自分の管理する物、自分の保有する物は保険金の支払い対象外となるケースが多いです。保険はあくまでも偶然性のある事故、かつ故意でない事故が支払いの大前提となりますが、自分の保有する物にはその判断が曖昧になってしまうことがその理由です。そして自分に近い存在である身内にも、この考え方が派生するというのが一般的です。また、保険金の支払いに当たっては事故の状況や損害の大きさが重要な判断基準となりますが、当事者が同じ家族間となった場合、どうしても客観性に欠けてしまうだろうというのが保険会社の見解です。家族間では絶対に保険金が支払われないというわけではありませんが、賠償問題という観点では家族間には適用されないという解釈が一般的でしょう。

コメントは受け付けていません。